どうも、えのさきです。
先日購入したpixel4aに強力なライバルが今月末リリースされるようです。
それがAQUOS sense4。pixel4aと似通ったスペックですがこちらもユーザーのニーズを抑えた非常に良いスマホだったのでスペックから比較・レビューします。
sense4・pixel4aが最適な人
sense4やpixel4aは端的に言うとそこそこ動作が快適ながらコンパクトで安く安全なスマホが欲しい人向けのスマホです。
もう少し具体的な条件としては以下の通りです。
- 価格が3~4万程度
- 5.5~6.0インチ程度の大きさ
- 必要最低限の機能を搭載
(指紋認証,イヤホンジャック,Felica等) - そこそこ快適なスペック
(Snapdragon700~,RAM4GB~)
現在のハイエンドスマホは性能が余分になる点が多いので、これらミドルスペックスマホの方が安いけど動作や機能に不安を持ちたくないという多くのユーザーが求めている理想のスマホだと思います。
スペック比較
両機種の各スペックを以下の表にまとめました。
スペック | AQUOS sense4 | Google pixel4a |
サイズ | 約148 x 71 x 8.9mm | 約144 x 69 x 8.2mm |
ディスプレイ | 約5.8インチ Full HD+/IGZO TFT | 約5.8インチ 有機EL |
解像度 | 2,280 x 1,080 | 2,340 x 1,080 |
SoC | Snapdragon 720G | Snapdragon 730G |
重量 | 約176g | 約143g |
RAM | 4GB | 6GB |
ROM | 64GB | 128GB |
SIM | シングルSIM | デュアルSIM (SIM+eSIM) |
microSD | 〇 | × |
バッテリー | 4,570mAh | 3,140mAh |
セキュリティ | 指紋・顔 | 指紋 |
防水 | IPX5 | × |
価格 | 約37,000円 | 約43,000円 |
表以外の機能として両機種ともにイヤホンジャック・Felica対応、5G・ワイヤレス充電・ワンセグ非対応です。
サイズやSoCもほぼ同等のため似ている点がかなり多いのが特徴です。
これらを踏まえたうえでsense4について詳しく見ていきます。
sense4の特徴
価格が安価で購入しやすい
価格が4万を切っているうえにpixel4aより約6000円ほど安いのも特徴です。
この差額があれば画面フィルムやカバー、充電器などを一式揃えられます。
ただし、pixel4aには急速充電器が付属するので実質的な差額は人によって異なるかもしれません。
また、pixel4aの購入口がソフトバンクかGoogleストアのみなのに対し、sense4はSIMフリー版がAmazonや楽天などで購入できるうえにdocomoや楽天モバイルなどのキャリアでも購入できるので比較的手に入れやすいです。
スペックのバランスが良い
sense4はSoC(CPU):Snapdragon720G, RAM(メモリ):4GB, ROM(ストレージ):64GBと全体的にバランスが取れています。
まず、SoCの性能はスマホ全体の性能と直結するためどのモデルかが重要ですが、sense4にはSnapdragon720Gとpixel4aの730Gと同等スペックのモデルを採用しています。
pixel4aの使用感から、このレベルのモデルであれば一般的な動作やアプリは難なくこなせます。
(厳しいのは高解像度の3Dゲームや動画編集くらいです)
RAMに関しては6GBのpixela4aより劣りますが、2GB増えた分快適さよりバッテリー消耗の速さの方が気になる可能性があるのでどちらが良いかは一概に言えません。
こちらも4GBもあれば一般的な動作やアプリは難なくこなせるので、マルチタスクを快適に行いたいかバッテリーの持ちを良くしたいかで考えると良いかもしれません。
また64GBのROMもpixel4aの128GBに比べると劣っていますが、sense4はmicroSDに対応しているので+1,000~3,000円で容易に上回ることが可能です。
加えてsense4の方が約6,000円も安価のため、microSDの価格を含めてもコスパが良く容量に関しては実質的にsense4の方が上になります。
バッテリー持ちがヤバすぎる
sense4は4,570mAhという6インチ未満のスマホにしては逸脱した大容量のバッテリーを有しており、これは6.5インチ以上の巨大スマホにも引けを取らない容量です。
pixel4aの3,140mAhとでは単純に約1.5倍の容量差なので、バッテリー容量に関してはsense4が圧倒しています。
この大容量さに加え、性能とバッテリー消費のバランスを抑えたSoCとRAM、5.8インチのコンパクトでかつ低消費電力のIGZOディスプレイが合わさって数値以上にバッテリーが長持ちすると考えられます。
これらの要素から、現時点でsense4が最も優れたバッテリー設計であるスマホの一つと考えても過言ではないです。
また重量の176gは同サイズで最軽量のpixel4aに比べれば流石に重いですが、バッテリー容量を考慮すればむしろ軽いとまで言えます。
同サイズの標準スマホと言えるiphone12は約2,800mAh・166gなので、+10g(うまい棒1本分)で+60%(約1,700mAh)バッテリーが増えていることになります。
役立つ機能を漏れなく搭載
sense4はpixel4a以上にユーザーが欲する機能を搭載しているのも強みです。
イヤホンジャック、Felica、指紋認証に加え、pixel4aに無い機能として防水、顔認証も搭載しています。
特に防水機能は人によっては重要なファクターになりうると思うので、搭載しているかの有無は大きいと思います。
また今では主流となっている標準・望遠・広角の3眼カメラも搭載しています。
様々なシチュエーションに対応出来るので、バラエティに富んだ写真を撮りたい人には必須の条件です。
pixel4aはシングルカメラのため柔軟性は低いですが、その分ハイエンド同等の性能を有しているので標準カメラは同スペックスマホよりも良い写真を撮ることが可能です。
そのため、カメラに関してはレパートリーを取るかクオリティを取るかの一長一短なので優越は付けられないです。
逆にsense4に無いものとしてデュアルSIMがありますが、これは1つのスマホ内に2つの回線契約をしたい人向けなのでわりとマニアックな機能です。
一般的な使用ではほとんど必要の無い機能なので、どうしてもこの機能が欲しい人以外はあまり気にしなくて良いと思います。
(プライベートと仕事を分けたい場合など人によっては必須級の便利な機能でもあります)
ちなみにpixel4aの特徴についてより詳しく知りたい人は以下の記事にまとめてあるのでぜひご覧ください。
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総括
それぞれのメリットをまとめると以下のようになります。
sense4の良い点
- 価格が約6,000円安い
- バッテリー容量が1.5倍多い
- 顔認証・防水対応
- microSD対応
- 3眼カメラ搭載
pixel4aの良い点
- Googleサポートが充実
- 重量が約30g軽い
- RAM・ROM容量が多い
- デュアルSIM対応
- 高性能標準カメラ搭載
sense4は必要な機能を漏れなく搭載しバッテリー容量が非常に充実、pixel4aはシングルカメラに性能を特化しGoogleの地盤を生かしOSやアプリの連携が強いといった部分が特徴です。
sense4の方が価格や機能面で優秀な部分が多いですがpixel4aにもオンリーワンな機能があるため、各個人の用途に合ったスマホを選んでもらえればと思います。
おわりに
国産スマホから4万以下でこんな理想的なスマホがリリースされるとは思っていませんでした。
AQUOSは前から気になっていましたが以前のモデルはスペック不足感が否めなかったので、今回のスマホはそれを払拭したかなりの良モデルと言えます。