どうも、えのさきです。
今回は多機能なオーディオインターフェイスを求めてARTURIAのAudioFuse2を購入しました。
購入経緯
多機能で操作性の優れた機材を所望
メインで使用しているSteinbergのUR28Mが多入力多出力でかつ小型ミキサーのような優れた操作性のため、ヘッドホンやスピーカーをいくつか使い分けている自分からすると手放せないほどに良い機器です。
多機能感がクセになっていたのでこの性能をキープしている機器を探した結果、ArturiaのAudioFuse2が第一候補になりました。
ちなみに他の候補としてBig Knob StudioやSSL2+も検討していました。
(前者はモニターコントローラーなので用途は多少異なりますが)
6スタさんのレビュー動画
購入を考えていた時期がコロナ禍で気軽に東京に行って視聴することが困難だったので、ちょうど6スタ(@6studio_dtm)さんが投稿していたAudioFuse2のレビュー動画がかなり参考になりました。
直接ご本人に機器について相談したこともあり、その後購入に至りました。
AudioFuse 2 レビュー
開封
AudioFuse2は機材の化粧箱としては珍しい立方体型の箱で梱包されており結構サイズ感があります。
開閉部にはマグネットが付いており、緩衝材もしっかりしていたりと梱包にも高級感があります。
付属はこちらの通りで 機材本体、カバー、USBケーブル、電源ケーブル、3.5mmジャック-MIDI変換ケーブル、説明書 が付属していました。
説明書には海外メーカー品では珍しく日本語表記の説明もあったのでセッティングには特に困りませんでした。
Audioruse2
後で他のオーディオインターフェイスと比較しますが非常にコンパクトです。
手前側の面ですがインプット端子2chとイヤホンジャック2chです。
PHONE端子は3.5mmと6.35mmの両方に対応しており、変換端子が必要無いのでなかなか便利です。
ちなみに3.5mmと6.35mmの両方に差して使用することは出来なかったので4ch分使用できるというわけではありません。
奥側の側面の端子はこちらの通りです。コンパクトな見た目とは裏腹に端子が面積の限界ギリギリまで搭載されています。
珍しいのはUSBハブでオーディオインターフェイスから電力供給が可能です。USBドングルやMIDIキーボードの接続等ポートの少ないパソコンでは結構助かると思います。
初代と2の違い
AudioFuseは2015年に初代のものが発売された後、2019年に後継機として2が発売されました。
筐体がブラックのものに関しては底面が黄緑色だと初代で橙色だと2になります。
公式の説明ではスペックはそのままでやジャック部や電源回りを改善したようですが、それでも数時間使用し続けるとかなり熱くなります。
UR28Mとの比較
折角なので多機能オ-ディオインターフェイス同士で比較しました。
サイズ感
サイズ感はUR28Mの方が横幅が倍程度大きく、上背はAudioFuse2の方が少し高めです。
UR28M:ボタンやツマミに対して余分なスペースが多く配置が分かりやすいが置き場所を圧迫しやすい
AudioFuse2:サイズがコンパクトな関係上ボタン同士の幅が狭いので場所が分かりづらく誤操作しやすい
といった一長一短な印象でした。
ただ操作面に関してはUR28Mの方が使い慣れているというだけなので、使い込んで慣れていけばAudioFuse2の方はそこまでデメリットが無いように思えます。
それとUR28Mは持ち運びはほぼ不可能に近いのでサイズというメリットにおいてAudioFuse2は一線を画しています。
音質面
肝心の音質面に関してAudioFuse2はUR28Mに比べて大分ソリッドな印象でした。
UR28Mの方はソフトな感じで音の印象自体が結構異なりましたが、比較してみると価格差はあるものの意外とこちらも悪くない音質だと思いました。
低音に関してはあまり違いは感じられませんでしたが、全体的な音像はAuidoFuse2の方がハッキリしているといった印象です。
ただAudioFuse2は前述した通り長時間使用していると本体が非常に熱くなるので、それが音質といった性能面に悪影響があるかもしれないのが懸念点です。
おわりに
手頃な多機能性を有したオーディオインターフェイスはかなり種類が少なく見つけるのも一苦労ですが、AudioFuse2はその点用途に沿ったかなり優秀な機器です。
特に外での使用を検討している人はどの環境でも対応できる端子のバリエーションがあるので、サイズ感も相まってオンリーワンな性能を持ったオーディオインターフェイスだと思います。