どうも、えのさきです。
僕は作曲や編曲の際に脳内のメロディを書き起こす作業や耳コピ等でMIDIキーボードが必要不可欠になります。
今まで使用していた25鍵のKORG microKEY-25では鍵盤数がわりと足りなかったので、自分の使用感に合った同シリーズのKORG microKEY2-49を購入しました。
KORG microKEYについて
まずmicroKEYについて簡単に説明します。
KORGのmiroKEYシリーズはMIDIキーボードの代名詞と言えるくらい有名なシリーズで主な特徴として以下の点が挙げられます。
- コスパが良い
- サイズがコンパクト
- 付属ソフトが優秀
お手軽価格でかつスペースを圧迫しないので非常に使い勝手が良いです。
特に横幅・奥行ともにコンパクトなのが魅力的で、機材を置くスペースがカツカツな僕の環境と非常に良くマッチしていました。
一般的なピアノやシンセよりも鍵盤の幅が狭く打感も軽いので、運指がスムーズに行いやすく初心者や軽くメロディを打ちたい人に向いているのも特徴です。
その分細かい表現や本格的な演奏には不向きですが、その点はあくまで音取りやメロディを記録するツールとして割り切れる人向けの機器とも言えます。
microKEYのモデルの違い
現行モデルであるmiroKEY2シリーズには25鍵、49鍵、37鍵、61鍵のモデルがあります。
鍵盤数以外の違いとしては37鍵以上はサスティンペダルが接続可能、コントローラーが一部違う点が挙げられます。
そのため25鍵かそれ以外かで操作方法が異なるので注意が必要です。
また2が付くか付かないか(旧モデルと新モデル)の違いは、49鍵モデルの有無とサスティン端子があるかUSB端子があるかの違いです(25鍵はどちらの端子もありません)。
付属ソフト(KORG Software Bundle)がかなり優秀
付属するソフトがオマケとして考えるには十分すぎるラインナップ。
時期によって種類がいくつか変わるようですが、わりと即戦力として扱えるものが揃ってます。
DAWやレッスンも付属するのでKORGのMIDIキーボードだけ買えばそのままDTMを始められそうです。
プラグインではM1やOzoneは下位版でもかなり良いプラグインなので持っておいて損は無いはずです。
KORG microKEY2-49を選んだ理由
僕が購入したのはKORG microKEY2-49ということで49鍵のMIDIキーボードです。
25鍵より多い鍵盤数のものであれば37鍵や61鍵のモデルも候補になりますが、その中で49鍵を選んだ理由がいくつかあります。
まず、37鍵モデルは約3オクターブ分の鍵盤数でメロディを弾く上では文句の無いサイズです。加えて横幅も49鍵より短いので省スペースに収まることもあり、正直このモデルでも良いと思いました。
ただ、ベース音やコードを鳴らしながらメロディを考えるといった手法を取る際に37鍵ではやや足りない印象だったのと、スペースを優先して操作の幅を狭めるのは本末転倒だと思ったので49鍵モデルに軍配が上がりました。
61鍵モデルは約5オクターブと両手弾きも問題無い鍵盤数ですが、MIDIキーボードでピアノのような本格的な演奏は視野に入れておらずコンパクトとは言えないサイズ感なので、僕の意図や環境に合っていないのが致命的でした。
またMIDIキーボードでは使用頻度の少ない音域はオクターブシフト機能で対応することが多いので、鍵盤を満遍なく使うプレイスタイルでない限り60を超える鍵盤数は蛇足に感じる印象が強かったです。
モデルによって特徴が大きく異なるため、鍵盤数やサイズ感、使用用途などを総括して自分には49鍵モデルが最適でした。
microKEY-25・microKEY2-49 比較
同シリーズが2種類あるのでmicroKEY-25とmicroKEY2-49を比較しました。
外観やサイズ感
側面を比較してみるとmicroKEYの新旧モデルは外観も少し違いがありました。
左側が49鍵・右側が25鍵で新モデルである49鍵は直線的で若干高さがあり、旧モデルの25鍵は曲線的なラインをしています。
横幅に関しては鍵盤数で見ても分かる通り395mm(25鍵)と709mm(49鍵)で2倍に迫る差がありました。
重量は0.65kg(25鍵)と1.4kg(49鍵)でこちらは2倍以上の差があります。
横幅・重量的に49鍵あたりから持ち運びは不向きだと感じるサイズ感です。
鍵盤の大きさや打感はほとんど一緒なので使用感には全く差はありませんでした。
コントローラー機能が異なる
上が25鍵、下が49鍵ですがコントローラー機能に関しては結構違いがあります。
機能としてはピッチ、モジュレーション、オクターブシフト、サスティン、アルペジエーター(25鍵のみ)があります。
ピッチとモジュレーションは25鍵では一体化したジョイスティック、49鍵はそれぞれが独立したホイールになっています。
オクターブシフトボタンはどちらも同じ配置でシフト出来る回数が異なります(25鍵の方が一回多い)。
サスティン機能は25鍵ではボタン操作、49鍵では側面にあるサスティン端子にサスティンペダルを接続して操作する形になっています。
ボタンだと手元で操作出来ますが両手弾きの際に腕が3つ必要になるので、基本的には足元で操作出来るペダルの方がプレイしやすいと思います。
おわりに
25鍵モデルではオクターブシフト機能を駆使しないとメロディをうまく弾けず使い勝手に不満がありましたが、49鍵モデルではそれが全く無くなったので購入して良かったと思います。
メロディに合ったオクターブを探す際にもオクターブシフト機能が活躍するので、鍵盤数が増えた今でもこの機能はめちゃくちゃ使ってます。