どうも、えのさきです。
今回はオーケストラの教材として「楽器の重ね方がイチからわかる! 実践! やさしく学べる オーケストラアレンジ」を購入したので紹介します
この本から学べること
この本を一読したところ、オーケストラをゼロから始める人にとても心強いガイドブックといった印象でした。
オーケストラに知識の無い初心者の状態から、以下の内容がこの本から学べました。
- オーケストラの基礎
- 各楽器の音域や特徴、奏法等
- 和音の組み方
- オーケストラアレンジ
それぞれ簡単に説明していきます。
オーケストラの基礎
オーケストラの成り立ちや人数構成、配置について学べます。
特に配置に関しては楽器数やPANの調整等に役立ちました。
ちなみに本書では五線譜の楽譜がある程度読めること前提で、楽譜の説明に関しては音符記号くらいなのでご注意を。
各楽器の音域や特徴、奏法等
序章と1~5章で構成されている本書のうち4章分が楽器の説明に充てられていて、弦楽器・木管楽器,ホルン・金管楽器・打楽器,鍵盤楽器,ハープに分けて説明されています。
ヴァイオリンやトランペット、フルートのように有名な楽器でもその扱い方について理解している人は少ないであろうし、ヴィオラやオーボエ、チューバといったあまり良く知られていない楽器についても理解が深められます。
和音の組み方
オーケストラで使用する楽器は一部奏法を除いてピアノやギターと異なり単音のみで演奏します。
そのためオーケストラでは同じ楽器を複数編成することや異なる楽器と重ねることで和音を構成しています。
基本的には同じ楽器内で和音を構成するより異なる楽器間で和音を構成する割合の方が高いので、それらの和音内での役割や組み合わせ方を学ぶことができます。
オーケストラアレンジ
最後にオーケストラアレンジを行う上でのコツやアドバイスについて書かれています。
実践例として「いつか王子様が」をオーケストラアレンジした楽譜が載っていてYoutubeで実際の音を聴くことができます。
楽譜と演奏から各パートの構成や組み合わせ方、全体の流れ等を学ぶことができるので、なかなか学びにくい実践的な内容もこの例を参考に把握できると思います。
おわりに
必要な情報が端的にまとめられていて知識の無い人でもとても読みやすかったです。
あくまで基本を理解するための本なので、読破したらもう少し深堀りした書籍にトライしたり経験を積んでいく工程が必要だと思います。