どうも、えのさきです。
Android本家であるGoogleからリリースされたpixel4aを約2か月ほど使用してみたところ、予想以上に最適なスマホでした。
余剰な機能はカットし必要な性能と適切な価格に抑えたベストプレイスなスマホだと思います。
購入経緯
現在のスマホはミドルスペックで十分
最新のハイエンドモデルのスペックは完全にオーバースペックになるほどスマホは発展しました。
高性能なカメラや高負荷なゲームを快適にプレイするならともかく、ブラウジングや動画視聴、2Dゲーム程度の用途であればミドルスペックでも十分使えます。
加えてハイエンドスマホは価格も10万前後と機能を使いきれない身としては余計に高価に感じます。
そこで必要分のスペックに落としつつ機能等も充実している機種を探していた結果、pixel4aがピッタリの仕様でした。
求めるスペックをほとんど満たしている
自身がスマホに求めるスペックの条件をざっくりとまとめると
- Android
- 低価格(4万前後)
- 片手操作可能なサイズ(5~6インチ程度)
- ミドルスペック(Snapdrogan700番台~)
このような形です。他にも細かい条件はあるのですが、これらだけでも全てを満たす機種は本当に少ないです。
中国メーカーで同価格帯のスマホはコスパが非常に良いですが、6インチ以上のものがほとんどです。
加えてソフトウェアの安定性やセキュリティの安全性など気になるところが多々あり、どれも候補から外れました。
また日本や韓国メーカーで同価格帯のスマホはエントリーモデルが多く、スペックがさらにワンランク下のもの(Snapdragon600番台)がほとんどでした。
つまりコスパが微妙な上にスペック的にちょっと物足りないので、こちらも候補には厳しい印象です。
そしてこの条件の中で唯一と言って良いほど条件を満たしていたのがpixel4aでした。
ざっくりpixel4aの特徴をまとめると
- Android(最新OSのGoogle純正)
- 価格(約4.3万)
- サイズ(約5.8インチ,143g)
- スペック(SnapDragon730G,RAM6GB,ROM128GB)
上記の条件を漏れなく満たしているうえに軽量でかつ大画面、RAMやROMも充実しています。
他にもイヤホンジャックや指紋認証、Felicaなど欲しい機能をほとんど搭載しているので仕様としては文句無しでした。
実際の使用感含め、各項目を見ていきます。
サイズ・重量
絶妙なサイズ感でかつ軽量
サイズは144mm×69.4mm×8.2mmでディスプレイは5.8インチです。
小さすぎると視認性が悪くなるし大きすぎると使い勝手に不便が出るので、ギリギリ片手操作が可能なこのサイズ感がまさに絶妙でした。
また、重量は143gと非常に軽く、カバー等のアクセサリーを付けてもほとんど負担がかかりません。
軽さも相まって今まで使用してきたスマホの中で最もしっくり来ました。
大画面に感じるパンチホールディスプレイ
pixel4aはパンチホールデザインによってほぼ全面がディスプレイなので5.8インチというサイズ以上の大きさを感じます。
上部のメニューバーがアプリによって臨機応変に対応するので、インカメラの部分がアプリの使用を邪魔することはありませんでした。
またインカメラは画面内に埋まっているので、フィルムが貼りやすく画面とまとめてカバー出来るので良いデザインだと思います。
発色に関しては有機ELディスプレイなので以前使用していた液晶ディスプレイのスマホよりかなり鮮明で見やすい印象でした。
逆に明るすぎて目が疲れやすいのと有機ELは画面焼けの懸念があるので、基本的にはダークモードや輝度を少し下げて使用しています。
処理能力
バランスの良いSoCとRAM
pixel4aはSnapdragon730GというミドルクラスのSoCを搭載し、さらにミドルスペックでは珍しい6GBものRAMを搭載しています。
Snapdragon730Gであれば2Dゲームは難なく動作し、高負荷なアプリ以外は快適に動作出来ます。
特にRAMの容量はブラウザを使いながらLINEも使うといったマルチタスク時の快適さに影響するので、ハイエンド並みのメモリ容量のおかげでかなり快適に動作します。
軽いアプリしか使わない人でもマルチタスクで動かす機会は結構あると思うので、SoCとRAM共に調度良いスペックだと思います。
3年前のハイエンド並みのAntutuスコア
スマホの性能を示すメジャーな指標であるAntutuスコアでは約27万点でした。
スコア的には約30万点のiphone8やiphoneXより少し低いくらいのスペックなので、3年前のハイエンドスマホと近い性能になります。
128GBのiphone8が当時おおよそ9万円だったので、半額以下でほぼ同等のスマホだと考えると価格も性能もミドルスペックとしては十分なレベルだと思います。
カメラ
ハイエンド同等の高性能カメラ
pixel4aは廉価版ということもあり、望遠・広角カメラはなく標準カメラのみです。
シングルカメラというのがデメリットに感じますが、同じGoogleのハイエンドモデルであるpixel4と同等のカメラを搭載しているので、ミドルスペックながら最高級のカメラを使用することが出来ます。
通常撮影
通常撮影は特に気になる点も無く、今まで使用してきたスマホよりもかなり鮮明に撮れるようになりました。
ポートレート
この写真だと少しわかりづらいですが、背景のボケ具合がとてもきれいに反映されています。Googleソフトウェアのカバー力が凄まじいです。
簡単にこのようなボケた写真が撮れてしまうので、簡単な写真は一眼レフでなくてpixel4aでも良いとさえ思えます。
夜景
このカメラの特にすごいところが夜景の撮影です。
雨天の夜というかなりの悪条件で撮ったのですが、目立ったノイズが入ることなく非常にきれいに撮れています。
夜景に強いカメラは思いのほか少ないので、この性能だけもで手に入れる価値があるように思えます。
その他
バッテリー容量
バッテリー容量は3140mAhと6インチ未満のミドルスペックスマホでは悪くない容量です。
ざっくりとした使用感ですが丸一日使用(6~8時間程度)して残り30%前後といった具合でした。
少ないと感じるほどではありませんが気が付けば結構減っていることが多いので、長時間の外出の際はモバイルバッテリーが必要になりそうです。
メモリ容量や大画面ディスプレイ等でバッテリーが消耗しやすい可能性があるので、使い方によっては容量以上に消費が速いです。
docomoSIMに対応
pixel4aのSIMフリー版でdocomoのSIM使えるか不安だったけど無事行けました
ドコモメールも特に問題なく使えそう pic.twitter.com/bNJqavToBW— えのさき@ボカロメドレー2010 (@enosaki_lab) August 21, 2020
pixel4aはソフトバンクまたはGoogleストアのみの販売なので、他のキャリアSIMに対応しているかの懸念がありました。
対応バンド的には一部のバンドを除いて使用可能なはずですが、Twitterで不安視していたdocomoユーザーが多かったようなので確認したところ、問題無く動作しました。
ちなみに初めてキャリアのスマホからSIMフリーのスマホに移行したのですが、SIMフリー版にはキャリア特有の余計なアプリが入っていないのが本当に良いですね。
おわりに
非常に良いバランスで多くの人にハマりそうなスマホですが、購入先が限定的なので普及しにくそうな点が残念です。