どうも、えのさきです。
1万円以下のスピーカーとしてはかなり使い勝手の良いYAMAHA NX-50について紹介します。
YAMAHA NX-50
YAMAHAよりリリースされた幅83mm、高さ184mmと小型のパワードスピーカーです。
低価格ながら2系統の入力端子やオートスタンバイモードなど便利な機能が揃ってるのも特徴です。
カラーはブラック、シルバー、ホワイト、オレンジ、パープルと多様なラインナップがあり、それぞれインテリアに溶け込みやすいデザインをしています。
これだけカラーバリエーションのあるスピーカーは珍しいと思います。
ちなみにBluetooth版もあるため無線接続という選択も可能です。
使用感
外観・デザイン
すでに2年ほど使用しているので少し年季が入ってます(笑)
キャビネットのカバーにはパンチングメタルを採用していて、他の2WAYスピーカーと比べると個性的なデザインをしています。
側面は台形のような形状のため、自然とキャビネットが耳の方へ向くよう設計されています。
ただ角度自体は微々たるもなので、ちゃんとセッティングする場合はスタンドが必須になります。
僕の機材環境は特殊なので参考になるか怪しいですが、モニターのサイドに配置するとこんな感じです。
邪魔にならない程度のコンパクトさで、手軽に使うスピーカーとしてはサイズ感がちょうど良い印象でした。
2系統の入力端子がなかなかに便利
この価格帯のスピーカーでは珍しく入力端子が2系統あります。
これにより、複数のデバイスを一台のスピーカーで同時に鳴らせるため、繋ぎ直す手間が省けたりゲームとボイチャの両立などが可能です。
オーディオインターフェイスやミキサーなどの機材を介さず2系統の入力端子を扱えるため、余計な周辺機器が必要ないという意味でも中々良い機能です。
また正面側にヘッドホン端子があるので、スピーカーから切り替えやすくなっているのも良い仕様です。
オートスタンバイモードが地味ながら優秀
このオートスタンバイモードは30分以上一定の音量が出なければ自動的にオフになり、逆に一定以上の音量が出力されれば自動的にオンになる機能です。
スピーカーの課題である電源操作をストレスフリーで扱えるので、カジュアル目的の人であればこの機能だけでも選択肢に挙がるのではと思います。
また電源ボタンが搭載されているので、ボリュームバランスを固定しながらオンオフを切り替えられるのも便利でした。
音質
ブーミーだけど聞き苦しくない音色
個人的にYAMAHAはフラットな音質のイメージが強かったのですが、NX-50はわりと低音域が強調されているのが印象的でした。
これは後述するラウドネスコントロールという機能が影響しているようで、低音域のバランスはボリュームと連動してある程度は調整出来ます。
確かに低音が強めのセッティングだとボーカルやセリフが聴き取りづらい状況もありましたが、極端な設定でなければどのジャンルも違和感なく聴けました。
音のクオリティとしては価格を考慮すれば十分といった印象で、機能性も含めれば十分にコスパは良いと思います。
ラウドネスコントロールがクセモノ
ラウドネスコントロールとは「小さな音量でも豊かな低音感で音楽を楽しめる」という機能でこれがちょっとクセモノです。
要するに音量が小さいときはボリュームとイコライザーが連動しており、ツマミを調整すると音量と一緒に低音域のバランスも変わる仕様です。
そのため、まずスピーカー側のボリュームツマミで音色を調整し、デバイス側で音量をコントロールするというセッティングが必要です。
(もしくはデバイス側のイコライザー機能で帯域を調整するといのもアリです)
自分は低音やノイズが気にならず一番バランスが良く聴ける12時にボリュームツマミを設定しています。
説明書を読まないと分からない仕様なので、レビューを見るとデフォルトでセッティングして低音が気になるといった人が多い印象でした。
おわりに
好みの音色にするには幾分かセッティングが必要ですが、それ以外は優秀な機能が集約しているのでかなり使い勝手の良いスピーカーです。
特にオートスタンバイといった電源操作の機能が便利すぎて手放せない機材の一つになりました。